間質性膀胱炎(IC)の症状と対策
統計
米国では70万人以上が間質性膀胱炎(IC)と診断されています。女性は男性の約10倍のリスクがあり、30代から40代に多く見られます。症状の重さは人によって軽度から日常生活に支障をきたすほど重度まで様々です。原因は不明で、遺伝的要因や尿中の何らかの物質が膀胱細胞の成長を阻害している可能性が指摘されていますが、現在も研究が続けられています。
主な症状
間質性膀胱炎の症状は多様です。膀胱の炎症や刺激感、骨盤部の痛み・圧迫感が代表的です。月経中に痛みが増すことや、性交時に痛みを感じる女性もいます。
排尿に関する問題
頻尿や切迫感(すぐにトイレに行きたくなる)が典型的です。排尿時に痛みを伴うこともあり、逆に排尿で痛みが軽減するケースもあります。骨盤の圧迫感や、必要のない時に「行きたくなる」感覚はICと尿路感染症(UTI)の鑑別が必要で、医師の診断が重要です。
診断方法
まずは性感染症、腎臓疾患、がんなどを除外する検査が行われます。その後、尿培養、膀胱組織の生検、膀胱鏡検査(シストスコピー)などが実施されます。シストスコピーでは膀胱内壁を直接観察し、異常の有無を確認します。
治療法
過活動膀胱に対する薬剤で切迫感を和らげることがあります。また、抗不安薬や抗うつ薬が慢性的な痛みの緩和に用いられます。膀胱拡張術で容量を増やす方法や、膀胱内に麻酔薬や抗炎症薬を注入する灌流療法も行われます。さらに、ヨガやストレスマネジメント、TENS(経皮的電気刺激)装置、必要に応じて外科手術が選択肢となります。
