閉経後に出血は起こりますか?
閉経後にも出血する女性はいますが、多くは正常な現象です。月経が止まったから出血はないはずという誤解から、出血に驚く方も少なくありません。閉経期の出血は通常、量が少なく短時間で済み、ほとんどの場合は心配いりません。ただし、稀に健康上の問題を示すこともあるため、注意が必要です。
機能性子宮出血(DUB)
エストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れることで起こります。閉経に伴うホルモン変化が主因です。リスク要因はストレス、過度の運動、肥満など。DUBは主に閉経前(更年期前)の女性に見られ、閉経後には通常起こりません。症状は不正出血、月経間出血、ほてり、男性型脱毛などです。
子宮萎縮
子宮内膜が薄くなることで血管が脆くなり、少量の出血が起こります。エストロゲン欠乏が原因で、ホルモン補充療法が唯一の治療法です。危険性は低いものの、出血が気になることがあります。
子宮ポリープ
子宮内膜の細胞が過剰に増殖し、ポリープが形成されます。サイズは数ミリからゴルフボール大まで、数個から多数まであります。軽い染み込みや斑点状出血を引き起こすことが多いです。
子宮内膜過形成
エストロゲンの作用が強く、プロゲステロンが不足すると内膜が過剰に増殖します。更年期前に多く見られ、月経間出血、分泌物、閉経後出血、斑点状出血などが症状です。プロゲステロン投与で改善しますが、自然に消失することもあります。
膣の乾燥
エストロゲン低下により膣壁の潤いが減少し、性交後に少量の出血や刺激感、かゆみ、灼熱感が生じます。潤滑液の分泌が減るため、乾燥が原因です。適切な潤滑剤やホルモン療法で対処します。
出血が頻繁に続く、量が増える、または不快感が強い場合は、早めに医師の診察を受けましょう。
