酵母感染と膀胱感染の違いとは?

酵母感染とは

酵母感染は、膣内に酵母が増殖することで起こる炎症です。主な症状は膣のかゆみで、焼けるような痛みや性交時の痛み、排尿時の痛みを伴うことがあります。一部の患者では、無臭でカッテージチーズ状の分泌物がみられます。

症状がある場合は、医師に相談し、膣壁のスワブ検査で診断を受けます。診断後は、処方された抗真菌薬や市販の外用クリームを使用します。経口の抗真菌薬が処方されることもあります。

膀胱感染とは

膀胱感染(尿路感染症・膀胱炎)は、皮膚や腸内、糞便に存在する細菌が尿道を通じて膀胱に侵入し炎症を起こす状態です。初期症状は排尿時の痛みで、頻尿や排尿困難、尿が濁ったり血が混じったりすることがあります。

尿検査で簡単に診断できます。診断後は、抗生物質の処方や市販の症状緩和薬が用いられます。治療せずに放置すると、感染が上行し腎盂腎炎などの重篤な腎臓感染につながります。

主な違い

酵母感染は膣・生殖器系に影響し、膀胱感染は尿道・尿路系に影響します。尿道は外部に位置しますが、性や生殖とは関係がありません。

相互関係

両者は症状が同じ部位に現れるため、しばしば併発します。膀胱感染の治療に用いられる抗生物質が膣内の正常菌叢を乱し、酵母感染を引き起こすことがあります。逆に、酵母感染が膣から尿道へ細菌が移動し、膀胱感染を招くこともあります。このように、二つの感染が連鎖的に起こるケースがあります。

再発サイクルの予防

症状を早期に認識し、速やかに医師の診断を受けることが重要です。既往歴やリスクがある場合、抗生物質以外の予防策(クランベリーサプリなど)を医師が提案することがあります。

細菌は温かく湿った環境で繁殖しやすいため、外陰部は清潔かつ乾燥に保ちましょう。1日1回以上、特に性交後はしっかり洗浄し、通気性の良い下着を選びます。また、十分な水分摂取で尿量を増やし、細菌の排出を促すことも有効です。

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