月経中にホットフラッシュは起こりますか?
月経期間中にホットフラッシュ(急激な体の熱感)を経験する女性は少なくありません。多くは月経が始まる前に起こりますが、月経中でも起こり得ます。ホットフラッシュは体の上部、特に首・頭・胸の下あたりに熱が走り、心拍数が上がり大量に汗をかくことがあります。
ホットフラッシュとは
体温調節中枢である視床下部が過剰に熱を産生することが原因と考えられています。エストロゲンが減少すると体温が上昇し、ホットフラッシュが誘発されます。
持続時間と程度
- 数秒で終わるものから、最大で5分間続くものまであります。
- 軽度:ほとんど気にならない程度。服を脱ぐほどではありません。
- 中等度:発汗を伴い、軽度より長く続きます。
- 重度:激しい発汗と熱感で、服を脱いで冷たい場所へ駆け込むほどです。
視床下部の役割
月経前後はホルモンが激しく変動します。このとき、視床下部が体温上昇を感知し、過剰な熱産生を引き起こすと考えられています。
ホルモンの変化
月経周期の後半(黄体期)になるとエストロゲンが低下し、プロゲステロンが優位になります。エストロゲンの減少は視床下部にセロトニンとノルエピネフリンの分泌を促し、血管拡張を引き起こして熱を放散させます。その結果、ホットフラッシュと発汗が起こります。
不快な症状
初めてのホットフラッシュは不安、めまい、吐き気、頭痛を伴うことがあります。汗で濡れた体や服のために寒気を感じることも。夜間に起こると睡眠が妨げられ、エストロゲンが低い夜間は特に夜間発汗が起きやすくなります。
対策と予防
- こまめに水分補給を行う。
- 定期的な運動で血行を促進する。
- 辛い食べ物、カフェイン、砂糖、アルコールは控える。
- 穀物、野菜、タンパク質、食物繊維、果物をバランスよく摂取する。
