バセドウ病と妊娠
バセドウ病は甲状腺が過剰に働き、ホルモン(サイロキシン)を過剰に分泌する病気です。過剰なサイロキシンは甲状腺機能亢進症(バセドウ病)として知られ、症状には心拍数の増加、不安、睡眠障害、体重減少、極度の疲労などがあります。妊娠中はホルモンバランスが変化するため、妊娠中にバセドウ病と診断されることがあります。既存のバセドウ病は妊娠中に一時的に悪化することがあります。
事実
- 妊娠誘発性甲状腺機能亢進症は比較的稀で、約1,000人の妊婦のうち2人程度が妊娠中にバセドウ病を発症します。
影響
- 妊娠中にバセドウ病と診断された場合、適切な治療が必要です。治療せずに放置すると、胎児の心拍数が異常に速くなる、低体重で生まれる、あるいは先天性異常のリスクが高まります。
薬物療法
- 妊娠中のバセドウ病には、胎児への影響が少ないプロピルチオウラシル(PTU)が最もよく用いられます。タパゾールや放射性ヨードは妊娠中の使用は安全ではありません。
利益(妊娠による効果)
- 一部の女性は妊娠によりバセドウ病が寛解し、症状が改善されることがあります。部分的な寛解が見られる場合、妊娠中の薬剤量が減少することもあります。
経過と注意点
- 出産直後はホルモンの急激な変動により症状が悪化しやすく、産後約12週間は甲状腺機能を頻繁に検査し、薬剤量を調整します。
