エストロゲンの適正レベルとは?

エストロゲンは女性の体内で生殖成熟、代謝、妊娠中の胎児発育を司る重要なホルモンです。月経周期に伴いエストロゲン濃度は自然に変動しますが、変動幅が大きくなると閉経や何らかの疾患が疑われます。

女性の正常エストロゲンレベル

出産可能年齢の女性は、エストロゲン濃度が 50〜400 pg/mL(ピコグラム/ミリリットル)という範囲内で変動します。1 pg は 1 トリリオン分の 1 グラム、1 mL は 1 リットルの千分の一です。

閉経期女性の正常エストロゲンレベル

閉経期の女性では、エストロゲン濃度が 10〜20 pg/mL が目安とされています。100 pg/mL 未満であれば概ね正常とみなされますが、濃度が高すぎると気分の変動、乾燥肌、ほてり(ホットフラッシュ)などの症状が現れます。

エストロゲンが高すぎる場合

異常にエストロゲンが高いと、妊娠・小児の早期思春期・肝硬変・副腎や卵巣の腫瘍などが疑われます。

エストロゲンが低すぎる場合

エストロゲンが低いと、閉経・摂食障害・下垂体機能低下症・流産・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などが考えられます。また、過度な運動もエストロゲン低下の原因になります。

男性における異常エストロゲンレベル

男性もエストロゲンを産生しますが、過剰になるとエストロゲン産生腫瘍、女性化乳房(女性乳房)、精巣機能不全(低ゴナド)などが原因となります。

エストロゲン濃度に影響を与える要因

貧血、腎機能障害、高血圧といった基礎疾患や、クロミフェン、テトラサイクリン、グルココルチコステロイド、アンピシリンなどの薬剤もエストロゲンレベルを変動させることがあります。

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