後期閉経とは何か?

識別

女性の体は月経周期や症状に個人差があるように、閉経の発症年齢も人それぞれです。平均的な閉経年齢は50〜55歳とされ、55歳までに閉経が起こらない場合は「後期閉経」と呼ばれます。母親と同じ時期に閉経することも珍しくありません。出産回数、食生活、経口避妊薬の使用などが後期閉経の要因とされています。

機能

閉経は女性の体内でエストロゲンとプロゲステロンという主要ホルモンの産生が大きく変化する時期です。閉経が近づく数年前からこれらのホルモン濃度は徐々に低下し、卵巣のホルモン産生が減少することで月経が不規則になります。後期閉経の場合、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が比較的正常なレベルで長期間続くことになります。

期間

閉経の正式な開始は、最後の月経が終了し、以後6か月から1年の間に出血がなくなることで確認されます。実際には、最後の月経が1日だけ続いた時点で閉経が始まったとみなされます。これは卵巣機能の自然な低下による過程ですが、化学療法や子宮全摘出術などの医療処置により早期に起こることもあります。

症状

後期閉経の症状は、早期・通常期の閉経と同様です。エストロゲンとプロゲステロンの減少により、月経周期の短縮・延長、夜間の発汗、集中力低下、ホットフラッシュ、髪の毛の細毛化などが見られます。閉経後もエストロゲンが一定量分泌され続けますが、症状が強い場合は医療的な対処が必要になることがあります。

健康への影響

後期閉経ではエストロゲンが長期間分泌され続けるため、骨密度の維持や血管機能の保護といった有益な効果があります。一方で、子宮・乳房・卵巣がんのリスクが上昇するという副作用も報告されています。エストロゲンは細胞増殖を促進するため、異常細胞が死滅せずに増殖し続けることでがんが発生しやすくなると考えられています。

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