エストロゲンが高くなる原因とは?

エストロゲンとは

エストロゲンは女性が持つ二つの性ホルモンのうちの一つで、もう一つはプロゲステロンです。男性に多く見られるテストステロンも、女性にとって重要です。エストロゲンは月経や妊娠、出産だけでなく、肌や髪、体のあらゆる臓器の健康を支えます。

しかしエストロゲンが過剰になると「エストロゲン優位(エストロゲン・ドミナンス)」と呼ばれる状態になります。この概念は、プロゲステロンとエストロゲンの関係を研究した故ジョン・リー博士が提唱しました。

影響

  • 女性の体が最適に機能しているとき、エストロゲンは過剰でも不足でもありません。月経前にエストロゲンがピークに達し、この時にPMS(月経前症候群)の症状が現れます。排卵が起こるとエストロゲンは減少し、プロゲステロンが産生されてエストロゲンのバランスを保ちます。閉経に向かい排卵が不規則になると、プロゲステロンの産生が途切れ、エストロゲンの抑制が失われてエストロゲンが急上昇しやすくなります。

潜在的な症状

  • 妊娠中はエストロゲンが高くなるのが正常ですが、妊娠していない状態でエストロゲンが高いと、夜間の発汗、気分の変動、乳房の張りや痛み、睡眠障害、ほてりなど、典型的な閉経前症状が現れます。閉経前のエストロゲン優位はよくある現象です。

外部要因

  • 環境中の人工化学物質「キセノエストロゲン」は内分泌系を乱し、エストロゲン濃度を上昇させます。過剰なエストロゲンは乳がん、不妊、自己免疫疾患のリスクを高める可能性があります。

その他の要因

  • 卵巣過剰刺激症候群(OHSS)は、不妊治療で排卵促進薬を使用した際に起こり、エストロゲンが過剰になります。

  • 副腎皮質腫瘍があると、エストロゲンだけでなくテストステロン、コルチゾール、アルドステロンも過剰に分泌されます。

結果

  • エストロゲンが過剰になると、閉経後でも出血が続いたり、閉経前でも月経周期が不規則になることがあります。

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