出産時の会陰切開を回避する方法

出産時の会陰切開を回避する方法

出産時、赤ちゃんの頭部が会陰(膣と肛門の間)に大きな圧力をかけます。医師や助産師は、会陰切開(エピシオトミー)という小さな切開を行い、膣口を広げて赤ちゃんの頭部に余裕を持たせることがあります。これにより会陰裂傷を防ぎ、分娩がスムーズになると考えられますが、実際には多くの会陰裂傷は軽度で縫合が不要なこともあります。一方、会陰切開は必ず縫合が必要で、産後の痛みや回復期間が長くなる可能性があります。

会陰切開を回避するための具体的な対策

  1. 妊娠が低リスクで合併症の予想がない場合は、医師ではなく助産師を産科医として選びましょう。助産師は医師に比べて会陰切開を行う頻度が低いとされています(ブリガム・アンド・ウィメンズ病院のデータ)。

  2. 出産前に助産師や産科医に会陰切開を希望しない旨を伝え、切開の必要性を減らすためにできることや、分娩時にどのような対応をしてくれるかを相談してください。

  3. 出産予定日の約6週間前から会陰マッサージを始めましょう。半座位で脚を開き、ビタミンEオイルやオリーブオイルなどの潤滑剤を使用し、両親指を膣内に入れて下方向と側方にしっかりと押しながら伸ばします。軽いチクッとした感覚がある程度で止め、痛みが出たら中止します。その後、膣底を前後にマッサージし、最後に膣と肛門の間の皮膚もマッサージします。

  4. 可能であれば硬膜外麻酔の使用を控えましょう。硬膜外麻酔は出産時の押す力のコントロールを難しくし、会陰切開を防ぐ姿勢をとりにくくします。

  5. 膝立ちや四つん這いの姿勢で出産できるようにしましょう。その他、半座位、スクワット、横向き寝なども会陰への負担が少なく、切開や裂傷のリスクを減らすとされています。仰向けで足を上げた姿勢は会陰に負担が大きくなります。

  6. 出産時は呼吸を止めず、ゆっくりとコントロールされた押し方を心がけましょう。息を止めてできるだけ強く長く押すのではなく、自然に呼吸しながら必要に応じて優しく押すことが大切です。

以上の対策を取り入れることで、会陰切開の必要性を低減し、自然な分娩を目指すことができます。

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