妊娠中胆汁うっ滞症(肝内胆汁うっ血)の治療法
妊娠中の胆汁うっ滞症(肝内胆汁うっ血)とは
妊娠後期に起こることが多い胆汁うっ滞症は、妊娠ホルモンの影響で胆嚢の機能が低下し、胆汁が血中に漏れ出すことでかゆみや尿の色濃化、倦怠感、食欲不振、抑うつなどの症状を引き起こします。1000妊婦中1〜2人が罹患し、多胎妊娠や既往肝疾患、家族歴がある人にリスクが高くなります。
診断
血液検査で肝機能、胆汁酸、ビリルビンの値を測定します。
主な対処・治療法
かゆみ止めの外用薬を使用します。症状が強い場合は医師の処方によりステロイド配合クリームを使用することがあります。
胆汁酸濃度を下げる薬剤(ウルソデオキシコール酸など)を服用し、かゆみの根本原因を抑えます。
早産のリスクがある場合はステロイド投与で胎児の肺成熟を促し、必要に応じて早期分娩を検討します。
肝機能をサポートするハーブ(たんぽぽ根、ミルクシスルなど)をお茶やカプセルで取り入れ、肝臓の負担軽減を図ります。
胎児の状態を確認するため、週2回の非応激性テスト(NST)を実施し、胎児の心拍変動をモニタリングします。
定期的に血液検査を行い、胆汁酸と肝機能の数値を追跡。結果に応じて妊娠継続の可否や分娩時期を判断します。
まとめ
胆汁うっ滞症は出産が根本的な治療ですが、上記の対策で症状を緩和し、母子ともに安全に妊娠期間を過ごすことが可能です。
