MRSAはどれくらい一般的ですか?

MRSAの概況

MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は、特定の抗生物質に耐性を持つ細菌で、感染症の治療が難しくなります。その蔓延度は、環境や対象となる集団によって大きく異なります。

医療機関における蔓延率

病院、診療所、介護施設など、基礎疾患を抱える患者が多く、抗生物質使用が頻繁な医療現場ではMRSAが比較的頻繁に見られます。入院患者のMRSA保有率は地域や施設の種類により1%から40%まで幅があります。

地域社会での蔓延率

近年、医療機関外で発症する「コミュニティ獲得型MRSA(CA‑MRSA)」が増加しています。主に皮膚や軟部組織の感染(膿瘍、蜂窩織炎、膿痂疹など)を引き起こします。CA‑MRSAの発生率は地域や集団によって大きく異なり、特定のハイリスク層では皮膚感染症のかなりの割合を占めることがあります。

リスク要因

以下のような状況や属性にある人はMRSA感染のリスクが高まります。

  • 入院患者
  • 免疫機能が低下している人
  • 最近手術や医療処置を受けた人
  • 過密または不衛生な環境に暮らす人
  • コンタクトスポーツに従事するアスリート
  • 抗生物質を繰り返し、または不適切に使用している人

世界的な蔓延状況

MRSAは全世界で検出されており、国や地域ごとに蔓延率は異なります。特に先進国や抗生物質使用が多い地域では、比較的高い蔓延率が報告されています。

拡散防止策

MRSAの拡散を防ぐためには、医療現場でも地域でも、次のような感染予防策が重要です。

  • 適切な手指衛生の徹底
  • 抗生物質の適正使用
  • 清潔な環境の維持

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