舌の刃(舌圧子)とは?その用途と歴史
用途
舌の刃は、一般的には「舌圧子」と呼ばれ、医師が口腔後部(咽頭)を観察する際に使用します。舌の上に平らに当てて軽く押し下げることで舌を持ち上げ、のどの奥をしっかりと確認でき、溶連菌感染症や扁桃炎などの診断に役立ちます。
材料
初期の舌圧子は象牙、骨、ニッケル、銀などの硬い素材で作られていましたが、17世紀まで医療現場での使用は一般的ではありませんでした。20世紀初頭に木製のものが登場し、現在では最も広く使われている形態です。現代の舌圧子は大きめのアイスキャンディー棒に似た形状で、木製が主流です。
その他の医療用途
- 鼻血が止まらない患者に対して、舌圧子をテープで一端に結び、軽い鼻クリップとして使用し、外側から圧迫して出血を抑える。
- 顎関節の骨折判定に利用。成人は歯で舌圧子を砕くことができるが、砕けない場合は顎関節への鈍的外傷が疑われます。
医療以外の利用
- 工作材料として子どもや大人に人気。綿球や絵の具で装飾した雪だるま、端を接着して星形にしたもの、さらにはカタパルトなどが作られます。
