バイオメットの企業・社会的責任
バイオメットは生体材料やインプラント、外科用ツールなどの整形外科手術ソリューションを提供する企業です。投資家や雇用者、医療倫理に関心のある人々にとって、同社の企業的・社会的責任は重要な関心事です。
慈善活動
- バイオメットは多額の慈善寄付を行っています。昨年は、関節炎財団(The Arthritis Foundation)および同財団が主催するArthritis Walkの主要スポンサーの一つとして支援を発表し、5年以上にわたり支援を続けています。関節炎財団はこれまでに4億1500万ドル以上を関節炎研究に投入しています。この寄付は同社の利益とも合致し、関節炎研究が整形外科手術の有効性を裏付ける可能性があります。
先進的研究への支援
- バイオメットは臨床研究における利害対立の懸念に対処する姿勢を示しています。同社のブログでは、コロンビア医学ジャーナルの記事が指摘する医療産業の研究資金提供に伴うバイアスについて言及し、民間イノベーター(長期的に患者の早期復帰と公的支援の削減を目指す企業)を研究の一翼に加えることが解決策であると述べています。これは患者福祉への真摯な関心と取ることもできれば、同社のビジネスモデルに有利な研究結果を促す戦略と見ることもできます。
手術の推進
- 外科手術は患者の状態によっては最適な治療法ですが、病院や外科医、バイオメットのような手術支援企業にとっては巨額の利益を生む機会でもあります。バイオメットはウェブサイト上で手術の必要性について明確な立場を示していませんが、2011年に整形外科研究教育財団(OREF)へ130万ドルを寄付し、整形外科医の大学院教育を支援したことを公表しています。これは一見寛大で責任ある行動に見えますが、同社の製品は熟練した外科医がいなければ活用できず、外科医がいなければ製品の販売も成立しません。
対応力と透明性
- 企業の社会的責任において、バイオメットの対応力は重要です。公共の目にさらされるべき企業は、法的義務だけでなく倫理的責任でも説明を求められます。同社はブログで利害対立や医療システム全体の財政構造などの倫理課題に積極的に言及していますが、SRI(社会的責任投資)大手のCalvertが実施したリスク自己評価への回答は行っていません。この未回答は単に優先順位が低かった、あるいは取締役会が定めた公式チャネル以外での情報開示を行わない方針によるものと考えられます。
