分光光度計で透過率から吸光度を求める方法
化学元素や混合物は、特定の波長の光を吸収する性質を持っています。吸光度測定は、化学や分子生物学のさまざまな分野で、混合物中の成分を同定し、その量を定量する際に重要です。たとえば、DNAの濃度は260nmの紫外光の吸光度を測定して求められます。吸光度の逆は透過率で、物質を通過する光の量を示します。ビールの法則は透過率と吸光度の間の数学的関係を示し、透過率データから吸光度を算出する際に利用できます。
必要なもの
- 科学計算機
- 分光光度計
手順
- 分光光度計で試料の透過率を測定します。透過率 T は、試料を通過した光強度 I と入射光強度 I₀ の比 T = I / I₀ です。例えば、装置の表示が 50% の場合、T = 0.5 となります。
- 透過率の逆数を求めます。逆数は 1/T = I₀ / I です。計算機で
1 ÷ Tを計算します。上記例では1 ÷ 0.5 = 2です。 - 逆数から吸光度 A を求めます。ビールの法則 A = -log₁₀(T) = log₁₀(1/T) を用います。逆数 2 の対数を取ると、A = log₁₀(2) ≈ 0.30(吸光単位)となります。
