MMRワクチンと結核皮膚テストの実施方法

結核(TB)皮膚テストとMMR(はしか・流行性耳下腺炎・風疹)ワクチン接種は、医療従事者が習得すべき基本的な手技です。TBテストは、結核の純化タンパク質誘導体(PPD)を皮内に注射し、免疫反応が出るか確認します。MMRワクチンは、3種の弱毒化ウイルスを皮下に接種し、感染予防を行います。

必要なもの

  • 1 ml 結核用シリンジ
  • 3 ml シリンジ
  • 27 ゲージ(5/8 インチ)針
  • 25 ゲージ(1 インチ)針
  • PPD バイアル
  • MMRワクチン バイアル
  • アルコールパッド 4枚
  • ガーゼパッド(2 インチ×2 インチ) 2枚

手順

MMRワクチン接種

  1. MMRワクチン、3 ml シリンジ、25 ゲージ針、アルコールパッド2枚、ガーゼパッド1枚を用意する。針とシリンジを組み立て、ワクチンバイアルのゴム栓をアルコールパッドで消毒し乾かす。シリンジのプランジャーを0.5 ml 引き、針をバイアルに刺し、0.5 ml の空気を注入して負圧を防止し、バイアルを逆さにして0.5 ml のワクチンを吸引する。
  2. 注射部位は上腕の外側、肘と肩の中間あたりをアルコールパッドで清拭する。清拭後は触れない。
  3. 指先を肘側に向け、皮膚を約2 インチ離して軽く引き上げ、45度の角度で針先を上向きにし、皮膚に素早く刺す。針を保持したままプランジャーを軽く引き、血が混入した場合は中止し再度実施。血が出なければプランジャーを押し込み、ワクチンを注射する。
  4. 針を抜き、ガーゼパッドで出血を止めてテープで固定する。針は使用済みの鋭利物容器に廃棄し、再使用はしない。

結核皮膚テスト(TBテスト)

  1. PPD、1 ml 結核用シリンジ、27 ゲージ針、アルコールパッド2枚、ガーゼパッド1枚を用意し、針とシリンジを組み立てる。バイアルのゴム栓をアルコールで消毒し乾かす。プランジャーを0.1 ml 引き、針を刺して0.1 ml の空気を注入し、逆さにして0.1 ml のPPD を吸引する。
  2. 前腕の前側(掌側)に直径約2 インチの範囲をアルコールパッドで清拭し、触れないようにする。
  3. 注射部位のすぐ下の皮膚を親指で張り、針を10〜15度の角度で皮下に浅く刺す(針先が皮膚上に見える程度)。0.1 ml のPPD をゆっくり注入し、直径約10 mm の膨らみ(ウィール)ができるはず。形成されない場合は再実施。
  4. 針を抜き、ガーゼで血を拭き取り、部位は覆わないまま放置する。針は鋭利物容器に廃棄する。48〜72時間後に結果を読取る(読取は24時間以内に行う)。
  5. 結果の読取は、皮膚に硬結(硬くなった部分)を指で確認する。硬結がなければ陰性。硬結がある場合は対向側にペンで境界を正確にマーキングし、赤みや打撲は記録しない。マーキング間の距離をミリメートルで測定し、リスクと硬結の大きさに応じて陽性かどうか判断する。

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