採血の種類と主な血液検査

採血(phlebotomy)は、検査のために血液を採取する行為です。血液サンプルは疾患の診断・ステージ判定・治療経過のモニタリングに利用されます。また、献血の血液型判定にも用いられます。定期健診でよく行われる血液検査は大きく4種類に分けられます。

全血球計算(CBC)

全血球計算は赤血球・白血球・血小板などの数値や、鉄・水分量に関わる血球断片を測定し、貧血や血液がん、骨髄不全、感染症、免疫不全などの異常を検出します。

血液化学検査

血液化学検査は血漿中のグルコース(血糖)、カルシウム、ミネラルなどの化学成分を測定し、臓器、骨、心臓、筋肉の状態を評価します。脱水、高血圧、肝疾患、心不全などの早期兆候を把握できます。

心筋酵素検査

心筋酵素検査は数日間にわたり血中の酵素濃度を測定し、心筋梗塞や心停止の有無を判断します。胸部外傷や電気ショックによる心筋損傷の程度も評価できます。

リポタンパネル検査

リポタンパネルは心血管疾患リスクを評価する検査で、HDL(善玉)・LDL(悪玉)コレステロールやトリグリセリドの濃度を測定します。トリグリセドが高いと動脈が詰まりやすく、心疾患のリスクが上がります。

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