レトロスペクティブ研究プロトコル

レトロスペクティブ研究は、過去の経験をインタビューや医療記録のレビュー、その他の関連データを用いて記録し、特定の疾患や状態、問題に関わる要因を検証する手法です。各研究は独自のプロトコルを設定し、過去を遡る際の手順や方向性を示します。

医療記録のレビュー

  • 研究の目的に応じてアウトカムを設定します。例として、特定の疾患に関連する生活習慣を特定したい場合、対象疾患を持つ患者の医療記録をレビューし、食事、運動、職業、ストレス、婚姻状況などの情報を抽出します。プロトコルは抽出すべきデータ項目を明示し、記録に注釈として残す方法を指示します。

個別インタビュー

  • 医療記録に記載されていない情報を補完するため、対象者に対して直接インタビューを実施します。長期間にわたる記憶は曖昧になりやすく、好ましい側面だけを思い出す「選択的記憶」の影響も受けます。これを克服するには、インタビュー前に医療記録を十分に確認し、偏りのない質問を用意することが重要です。

サンプルサイズの設定

  • 研究開始時にレビューする医療記録と対象者数を決定します。サンプルが小さすぎると結果が歪む恐れがあります。文献では、検討する予測因子1つにつき最低10件のサンプルを確保することが推奨されています。例えば、生活習慣要因が6つある場合は最低60件の記録をレビューし、可能な限り同数のインタビューを行います。

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