医師への企業からの贈り物に関する規制

AMA倫理ガイドライン

米国医師会(AMA)は1991年に医薬品マーケティングと企業からの贈り物に関する倫理ガイドラインを初めて策定し、その後も度々補足を行っています。概要は次のとおりです。

  • 患者や診療に直接役立つ場合、価値が100米ドル未満の贈り物は許容されます。
  • 製薬企業は、関連トピックの情報提供を目的とした科学的・教育的活動をスポンサーすることができます。
  • 医師が教育プログラムに参加するための費用を、患者ケアの向上に資することを条件に会議スポンサーが負担することが認められています。

PhRMA自主ガイドライン

米国製薬研究・製造者協会(PhRMA)は、2009年1月に最新の自主ガイドライン「医療従事者との相互作用コード」を公表しました。主なポイントは以下です。

  • ペン、マグカップ、ゴルフボールなどは教育的贈り物とみなされず、提供は原則禁止です。
  • 講演者トレーニングをリゾート地で実施することは認められていません。
  • 許容される活動や相互作用について、非常に詳細な基準が示されています。

政府の介入

各州の立法機関も医師への贈り物規制を導入しています。規制の範囲は、贈り物の開示義務から全面的な禁止まで多岐にわたります。例として、ミネソタ州は年間小売価額50米ドルを超える贈り物を禁じていますが、薬剤サンプルの提供や講師への謝礼など、一部例外を認めています。

コンプライアンス

医療従事者と医薬品に関してやり取りを行うすべての企業は、上記のガイドラインを熟知し、PhRMAが推奨する内部手続きを整備して遵守する必要があります。

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