プログレッシブレンズの概要と選び方
プログレッシブレンズは、老眼の進行に伴う近距離視力低下を補う、レンズ上に段階的に焦点が変化する現代的な多焦点眼鏡です。遠近の切り替えがスムーズで、見た目にラインがないため若々しい印象を保てます。
歴史
最初のプログレッシブレンズは1958年、フランスのエシロール社が「バリラックス」ブランドで発売しました。それ以前は、ベンジャミン・フランクリンが1784年に発明した二焦点レンズや、ジョン・ホーキンスが1826年に考案した三焦点レンズが主流でした。
メリット
プログレッシブレンズは中間視野があるため、パソコン作業や読書、遠くの視認が一本のレンズで連続して行えます。二焦点レンズでは頭を上下に動かす必要があり、視界の切り替えが不自然でめまいや吐き気を引き起こすことがありますが、プログレッシブレンズは自然な視覚を提供します。
種類
初期のプログレッシブレンズはレンズ全体が大きく、フレームも大型になる傾向がありましたが、現在は設計が洗練され、薄型・軽量のフレームでも快適に使用できます。作業内容に合わせて中間領域のサイズを調整でき、例えばパソコン作業が多い人は中間視野を広く設定できます。レンズは実際には約20の焦点点を持ち、滑らかな視野移行を実現しています。
注意点
製造が高度であるため、取り扱いできる眼科や眼鏡店が限られ、価格もやや高めです。また、装着初期に周辺視野がぼやけることや、適合が不十分だと不快感が生じることがあります。その場合は、専門家に再調整を依頼してください。
結論
プログレッシブレンズは、近く・中間・遠くの視界をシームレスに切り替えられる便利な多焦点レンズです。視界の飛びやレンズの交換頻度を減らしたい方に最適な選択肢と言えるでしょう。
