主要臨床状態に対する労働保健看護ガイドライン

予防とスクリーニング

  • 労働保健マネージャーは雇用者と密に連携し、生産性を低下させ医療費を増大させる特定の疾患・状態・外傷を特定します。たとえば、主に高齢者が働く工場では高血圧や心疾患が多く、病院では乳がん・子宮頸がんを懸念する女性が多いでしょう。工場の労働保健医は血圧測定プログラムや冠動脈リスク因子の教育指針を、病院の労働保健看護師はマンモグラムやパップスメアの指針を調査します。

一次医療

  • 多くの雇用者は、日焼けや軽度の外傷、咽頭炎、インフルエンザなどの急性疾患、骨粗鬆症といった慢性疾患に対する職場内一次医療の提供が必要であると認識しています。一次医療のガイドラインには診断基準、標準治療計画、フォローアップの必須項目が含まれます。たとえば季節性インフルエンザが流行した際は、看護師が症状の有無を確認し、迅速検査を実施し、在宅ケアの指示を行う手順が示されます。

救急医療

  • 24時間稼働する事業所では、緊急事態は昼夜問わず発生します。救急医療のガイドラインは、重傷や生命に関わる外傷を負った従業員のトリアージ、安定化、搬送手順を明示しています。たとえば高所から落下して頭部外傷を負った工場労働者や、急に胸痛・呼吸困難を訴える看護助手が出た場合、確立されたプロトコルに従い迅速に安全確保と適切な医療機関への搬送を行います。

職場関連の問題

  • 各職場のリスクに応じたガイドラインが策定されます。建設現場では熱中症や四肢切断の危険が高く、研究所では化学薬品によるやけどや眼障害が懸念されます。建設会社の労働保健医は重機の安全使用と熱管理プログラムを推進し、研究所の労働保健看護師は目洗浄ステーションややけどキットの設置・利用を確実にします。

職場外の問題

  • 従業員は日々、急性・慢性疾患や喫煙・薬物乱用といったリスク因子、ストレスや精神疾患などの心理社会的課題を抱えて職場に来ます。労働保健ガイドラインは幅広い一次医療領域をカバーしつつ、実務者が具体的に対応できるよう詳細に示されています。

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