ホウ酸(ホウ酸)の作り方と実験手順
ホウ酸とは
ホウ酸は、ホウ素酸の総称で、主にオルトホウ酸(B(OH)3)、メタホウ酸(HBO2)、テトラホウ酸(H2B4O7)の3種類がありますが、特に「ホウ酸」というとオルトホウ酸を指すことが多いです。常温で白色の結晶性粉末で、消毒剤、難燃剤、殺虫剤として利用されるほか、有機合成の試薬としても広く使われます。実験室ではいくつかの方法で合成できます。
必要な材料
- ホウ砂(Na2B4O7·10H2O)
- 窒化ホウ素(BN)
- ろ紙
- 塩酸(HCl)
- オルトホウ酸(B(OH)3)※生成したもの
- 硫酸(H2SO4)
- 水
作り方(手順)
ホウ砂を水に溶かし、塩酸を加えて酸と反応させます。
代表的な反応式は次の通りです。
Na2B4O7·10H2O + 2HCl → 2NaCl(aq)+ 5H2O + 4B(OH)3生成した溶液を冷却すると、ホウ酸が白い結晶として沈殿します。ろ紙でろ過し、固体を回収します。
同様の手順を硫酸でも行えます。反応式は
Na2B4O7·10H2O + H2SO4 → Na2SO4(aq)+ 5H2O + 4B(OH)3
生成したホウ酸は同様に沈殿し、機械的に分離できます。他のホウ素化合物を水に溶解させてもホウ酸が得られます。例として窒化ホウ素の反応は次の通りです。
BN + 3H2O → B(OH)3 + NH3(アンモニア)
