Stiffneckカラー使用ガイド
使用すべき状況
- 意識不明で外傷が疑われるすべての患者に使用します。
- 意識がある場合でも、以下のような外傷で脊髄損傷のリスクがあるときに装着します。
- 自動車、バイク、馬からの投げ出し
- 強い感電
- 歩行や自転車走行中の車両衝突
- メルボルン王立小児病院の基準では、意識がある患者でも以下がある場合に使用を推奨しています。
- 複数部位の外傷、鎖骨上部の重傷、原因不明の低血圧
- 頸部外傷の既往、頸部の圧痛、疼痛による頸部可動域制限
- 神経学的欠損や四肢骨折・腹部外傷などの重大外傷
装着手順
- 患者の肩の上端から顎の角までの距離を手で測ります。
- 測定した距離に合わせて、硬質プラスチック製のカラーの下端が測定位置に合うよう調整します。
- 2名でカラーを患者の首に当て、顎支えを差し込み、サイズを再確認したら固定します。
装着後の取り扱い
- 頸椎損傷の疑いがある限り、カラーは外さないでください。
使用後のメンテナンス
- 取り外したカラーは損傷がないか点検し、徹底的に消毒します。
- 流水で洗い流し、完全に乾かしてから平らに保管します。
小児・協力しない患者への対応
- 小児や乳児にはサイズが合わないことが多く、頸椎損傷が疑われる場合は、保護者や医療スタッフが頭部と体を固定します。
- 患者が協力的でない、あるいは激しく動く場合は、体全体が固定されていない限り、頭部だけをスパインボードに固定しないでください。
注意事項
- 正確なサイズ合わせは安全確保の鍵です。装着中にサイズを調整しないでください。必要なら一度外して再測定します。
- サイズ測定・装着時は、患者の頭部を「中立位」に保ちます。
- 使用するカラーの取扱説明書を必ず読んで、特性を理解してから使用してください。