ジョイント・コミッションと検査室の略語
ジョイント・コミッションは米国の医療提供者や組織を認定・認証する非営利団体です。患者の安全性向上を目的に、質の高い医療プログラムの導入支援を行っています。2001年に同団体は、すべての医療現場(検査室を含む)で使用される医療略語に関する警告を発表し、混乱や重大なミスを防ぐための対策が求められました。
警告発令後の対応
警告発表から1年後、ジョイント・コミッションの理事会は、認定を受けた全組織に対し「使用禁止」略語リストを作成し使用することを義務付けました。2004年には同団体が独自のリストを公表し、認定機関はこれを遵守するよう求められました。
「使用禁止」リストとは
現在の「使用禁止」リストは限定的ですが、例として「U」(「Unit」の代わりに全て表記)や「IU」(「International Unit」の代わりに全て表記)などが挙げられます。完全なリストはジョイント・コミッションの公式サイトで閲覧可能です。
医療従事者の反応
ジョイント・コミッションの調査によると、医療従事者の評価は概ね好意的です。2004年に開催された「医療略語に関する全米サミット」でも多数が「使用禁止」リストの導入を支持し、結果として回答者の80%が同リストを賛同しました。唯一の懸念は、今後追加される略語の範囲です。
将来的な追加項目の検討
将来的には、大小比較記号(>、<)や、すべての医薬品名、薬局単位、その他の用途に関する略語がリストに加えられる可能性があります。また、電子カルテなどのヘルスITシステムにも「使用禁止」リストの適用を拡大するかどうかも検討中です。
