登録看護師(RN)と実務看護師(PN)の違いとは?
看護は、個人や地域社会の健康と福祉を総合的に支える需要の高い医療職です。患者が最適な健康状態を維持できるよう、様々なケアを提供します。
歴史
- 1633年、パリで聖ヴィンセント・ド・ポールとルイーズ・ド・マリラックが「慈善娘」――病人・貧者の奉仕者――を創設しました。農村部の若い未婚女性が病院や自宅での介護を正式に学びました。
- 19世紀初頭、フローレンス・ナイチンゲイルは同団体で看護教育を受け、後に「エビデンス・ベースド・ナーシング」と呼ばれる近代的看護体系を構築しました。この頃、学生看護師、スタッフ看護師、マトロン(最高位)といった階層が生まれました。
看護職の種類
- 認定看護助手(CNA):最少の研修で、実務看護師や登録看護師の指導の下、基本的な患者ケアを行います。
- 実務看護師/職業看護師(LPN/LVN):CNAの約2倍の教育を受け、登録看護師の監督のもとで多くの業務を担当します。
- 登録看護師(RN):実務看護師よりはるかに高度な教育を受け、実務看護師や看護助手を指導・監督します。
- 臨床看護専門家(CNS):修士号取得者が多く、集中治療、小児、公共衛生など特定領域に専門化します。
- 看護師プラクティショナー(NP):大学院レベルの教育と豊富な経験を持ち、診断や処方など医師に近い業務が可能です。専門領域を持つこともあります。
重要性(違いのポイント)
- 実務看護師ができない処置(例:輸血の実施)を登録看護師は行える点は一つの違いですが、最も大きな差は教育内容にあります。
- 各州ごとに看護委員会が設置され、登録看護師委員会や実務看護師委員会などがそれぞれの業務範囲を規定しています。たとえばカリフォルニア州では「Board of Registered Nursing」と「Board of Licensed Vocational Nursing & Psychiatric Technicians」があります。
- 実務看護師がIV投薬を行える州もあれば、行えない州もあり、実務内容は州ごとの規則に左右されます。
機能と教育内容の違い
- 登録看護師は基礎看護に加えて理論的原則やリーダーシップを学びます。入学前に数学、解剖学、生理学、物理学、微生物学、有機化学などの前提科目を履修することが求められます。
- RNは通常、准看護師(ADN)または学士(BSN)として学位を取得しますが、実務看護師は職業訓練コースのみで資格を得ます。
考慮すべき点
- 准看護師(ADN)プログラムは2年制ですが、前提科目の履修期間を含めると総計3〜4年かかります。学士(BSN)プログラムは約6年です。
- すでに高等教育や看護経験を持つ人向けに、短期の加速プログラム(例:LVN/PN→BSN)も提供されています。
まとめると、RNとPNの主な違いは「教育期間と深さ」「業務範囲」「州ごとの規制」にあります。キャリアパスや働き方を検討する際は、これらの要素を踏まえて選択しましょう。
