ICD-9 と V コードの概要

医師、看護師、病院、臨床医などの医療従事者は、診断や分類のために一連のコードを使用しています。ICD-9 と V コードは、患者の傷病や死亡原因を統一的に分類し、保険会社や労働者災害補償の審査でも活用されています。

定義

世界保健機関(WHO)は、1977年に国際疾病分類(ICD)を制定しました。これにより、医師、看護師、病院、臨床医、統計家、保険会社、政策立案者などが、死亡原因や疾患・外傷について共通の言語で議論できるようになりました。6桁のコード体系は、死亡診断書などから得られるデータを世界中で統一的に分類・集計し、死亡原因の追跡や予防策の策定に役立ちます。

ICD-9 V コード

ICD-9 の V コードは、疾患や外傷以外の状態を分類するためのコードです。主に次の3つのケースで使用されます。

  • 組織・臓器提供者(自身の疾患や外傷と無関係)
  • 既存の疾患に対する治療プロトコル(例:透析が必要な腎不全)
  • 現在の疾患や外傷ではないが健康に影響を与える状態(例:人工心臓弁を装着した患者の管理)

このような場合、V コードは補助コードとして主コードに付加されます。

健康保険請求

ICD-9 と V コードは、医療保険請求、支払い、リインバースメント、料金の追跡、医療提供者間の関係改善、収益予測などにも利用されます。米国のメディケアやメディケイド制度では、すべての診療報酬請求に6桁コードの使用が義務付けられています。

構造

ICD-9 のコードは6桁で構成され、疾患・外傷・死亡の分類に用いられます。最初の3桁が大分類を示し、残りの桁が詳細を表します。

  • 001〜139:寄生虫疾患
  • 290〜319:精神障害
  • 320〜359:神経系障害

米国では、ICD-9 に「Clinical Modification(CM)」という追加分類があり、診療行為や手術コードを細分化しています。

健康保険 - 関連記事