9/11レスポンダー健康・補償法

2011年1月に成立した9/11レスポンダー健康・補償法(正式名称:James Zadroga 9/11 Health and Compensation Act of 2010)は、2001年9月11日のニューヨーク市テロ攻撃に対応した救助隊員や影響を受けた人々に対し、医療の治療・モニタリング・研究を提供します。法名は、テロ攻撃の健康被害で死亡したニューヨーク警察のジアドラガ警官にちなんでいます。

医療モニタリングと治療

ジアドラガ法は、9/11の救助・対応に携わった人や、現場近辺に住・勤務・学んでいた人が、無料で医療モニタリングを受け、そこで判明した9/11関連疾患の治療を受けられるようにします。ボランティアや緊急作業員だけでなく、現場付近にいた住民も給付の対象です。身体的な治療は全米で提供されますが、ニューヨーク市在住者は精神的健康支援も受けられます。

研究と補償

この法律は、9/11に関連する健康問題の研究資金を確保すると同時に、被害者・救助隊員・その家族への補償制度も設けています。下院議員キャロリン・マロニーは、以前は補償請求ができなかった人々に再びチャンスを提供し、災害直後にボランティアで支援した人々にも補償が支払われると説明しています。

費用

当初は74億ドルと見積もられていた本法は、実際には43億ドルで成立しました。
ニューヨーク・デイリー・ニュースによると、呼吸器系疾患の治療に15億ドル、補償費用に28億ドルが割り当てられています。

論争点

一部では、ジアドラガ法が成立までに時間がかかりすぎたことや、署名式が控えめだったことが救助隊員への敬意に欠けると批判されました。また、費用が高額すぎるとの指摘や、管理体制の有効性についても疑問が呈されています。

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