高齢者がメディケイドに適格になる条件

米国では多くの高齢者が連邦政府の医療保険プログラムであるメディケアに加入していますが、実はメディケイド(低所得者向け医療保険)にも加入できる方が多数います。メディケイドは収入が一定以下の人の医療費を医療機関に支払う制度で、貧困状態にない高齢者でも、処方薬や長期介護の高額費用が原因で対象になることがあります。

長期介護におけるメディケイドの適格性

長期介護が必要な高齢者は、慢性疾患や障害により医療費の負担が大きくなることがあります。メディケイドは、こうした医療費や長期介護費用をカバーするために利用できますが、医療的要件と財政的要件を満たす必要があります。要件は州の家族支援局(Division of Family Assistance)と高齢者・成人サービス局(Bureau of Elderly and Adult Services)が管理し、申請後に財務状況と医療状況が審査されます。

介護施設で看護が必要な場合、施設側が登録看護師による評価を実施し、州の保健福祉監視委員会の承認を得る必要があります。この評価は、家族支援局が財務的適格性を確認した後に行われます。長期介護メディケイドの申請は、州の保健福祉部門へ問い合わせてください。

デュアル(二重)適格性

メディケア加入者の中には、メディケイドへの加入資格が不明確で、申請を躊躇する方もいます。しかし、一定の条件を満たすと、メディケアとメディケイドの両方から給付を受けられる「デュアル適格」になることが可能です。主な条件は、補足保障所得(SSI)の受給資格があることです。多くは連邦貧困線以下、あるいは医療費が過大になるケースです。デュアル適格者は、メディケイドからメディケアの保険料を支払うための補助を受けられ、貧困線を上回る収入でも保険料負担が軽減されます。

PACE(包括的高齢者ケアプログラム)

1997年の均衡予算法に基づき創設された「Program of All-Inclusive Care for the Elderly(PACE)」は、メディケア利用者がメディケイドの給付も受けられる制度です。州ごとに認定基準は異なりますが、対象は55歳以上で、州が認定したPACE施設に入居できる高齢者です。PACEは、医療と介護を一体的に提供し、在宅での生活を支援します。

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