既往症がある人向け保険ガイド

既往症(既に持っている病状)とは、保険加入申込時点で既に存在している一時的または慢性的な健康状態を指します。妊娠、糖尿病、うつ病などが該当し、保険加入が難しくなったり、保険料が大幅に上がる原因となります。

待機期間

多くの医療保険は既往症を持つ加入者を受け入れますが、保険が適用されるまでに12〜18か月の待機期間が設定されます。例として、1型糖尿病のボブさんが自営業を始めて新たに保険に加入した場合、加入後最初の12か月は糖尿病に関する診療や薬剤は自己負担ですが、骨折など新たに発生した医療費は保険の対象となります。

HIPAA(医療保険の携帯性と責任に関する法律)

1996年に米国議会は「Health Insurance Portability and Accountability Act(HIPAA)」を制定しました。この法律は、保険の変更時に既往症による除外を制限し、保険会社が加入者を差別的に扱うこと(加入拒否や保険料の過剰な引き上げ)を防止します。また、仕事を失って保険を失った場合でも、新たな保険を購入する権利が保証されます。ただし、すべてのケースに適用されるわけではなく、雇用主が保険を提供する義務はありません。

公的保険制度

米国政府および州は、一定の収入以下の無保険者向けに様々なプログラムを提供しています。高齢者はメディケアの対象となります。これらの公的保険は、基本的に既往症での加入拒否は行わず、所得に基づいて給付が決まります。

その他の保険取得手段

既往症がある人は、職場以外の保険取得手段も検討できます。たとえば、業界団体や専門職協会が提供する団体保険に加入する方法があります。米国糖尿病協会(American Diabetes Association)など、特定の病気に特化した団体は、保険会社との提携や加入支援情報を提供しており、必要な保険に加入するサポートを受けられます。

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