メディケアのホスピス利用条件と給付内容
対象資格
メディケアのホスピス給付を受けるには、まずメディケア自体の受給資格が必要です。メディケアは主に65歳以上の米国市民を対象とした連邦健康保険制度で、パートA(従来のメディケア)に加入していることが前提です。さらに、ホスピス利用の認定を受ける必要があります。医師が「末期疾患であり、余命が6か月未満である」と診断し、認定書に署名することが求められます。また、メディケアが承認したホスピスプログラムを利用し、本人がホスピスケアを選択した旨の同意書に署名する必要があります。
ホスピス給付内容
資格取得後は、ホスピスチームによる包括的なサービスが提供されます。多くの場合、患者は自宅でケアを受け、病院よりも快適に過ごすことができます。チームには以下の専門家が含まれます。
- ホスピス医師(主治医が末期診断を行います)
- 看護師・看護助手
- ソーシャルワーカー
- ボランティア
- 必要に応じて患者の通常の主治医も参加
メディケアは、医師・看護師の訪問、医療機器・備品(包帯など)、処方薬、リハビリテーション、短期入院、ソーシャルワーカーの支援、家族への一時的な介護(レジパイト)や喪失カウンセリングなどをカバーします。末期疾患に直接関係しない健康問題についても、通常のメディケア給付が適用されます。
給付対象外サービス
以下のサービスはメディケアのホスピス給付には含まれません。
- 治癒を目的とした積極的な医療や処方薬、外科手術などの「治療」サービス
- 選択したホスピス以外の施設やプログラムからのケア(別のホスピスへ変更しない限り)
- 介護施設やホスピス施設での宿泊・食事代(部屋代・食事代)
- 緊急外来・救急搬送・入院サービス(ホスピスチームが手配し、末期疾患に直接関係しない場合は除く)
ボランティアの役割
コスト削減のため、メディケアはホスピスケアの一部をボランティアに委ねることを義務付けています。ボランティアは研修を受け、チャップリン、宗教指導者、生活支援者、レジパイト介護者など様々な役割を担います。ホスピスはボランティア活用による費用削減額を記録し、報告する必要があります。
