従業員向け健康保険の選択肢
COBRA(団体健康保険継続制度)
従業員数が20名以上の企業で、退職前に団体健康保険に加入していた場合、COBRAにより保険を最低18か月間継続できます。雇用主は保険プラン管理者に30日以内に退職を通知し、管理者は14日以内に受給者にCOBRA適用の案内を行います。受給者は60日以内に加入を選択でき、選択した場合は元の保険が失われた日から遡って適用されます。ただし、雇用主の保険料負担が停止されるため、保険料は自己負担分が大幅に増えることがあります。
退職金・退職合意書(Severance Agreements)
本人に過失がない退職の場合、雇用主が退職金や福利厚生の継続を含む退職合意書を提示することがあります。合意書に健康保険の継続期間が明記されていれば、指定期間中は現在の保険を利用できます。合意書の内容は必ず確認し、必要に応じて保険継続期間の延長交渉を行いましょう。
個人保険への加入
COBRAの対象外で、かつ新たな雇用先の保険が得られない場合は、民間の個人保険に加入できます。保険会社は家族全員を対象としたプランを提供しており、保険料や自己負担額(控除額・共済金)に応じて選択できます。保険代理店に相談して見積もりを取得するか、各保険会社のウェブサイトでプランを比較・申し込みしましょう。
公的保険制度
COBRAが利用できず、民間保険が手の届かない場合は、連邦・州が提供する公的保険が選択肢となります。65歳以上は連邦の医療保険(Medicare)に加入できます。収入が低く民間保険が購入できない場合は、州が運営する医療扶助(Medicaid)や子ども向けの児童健康保険(CHIP)を利用できます。また、既往症があるために民間保険に加入できない場合は、既往症保険(Pre‑Existing Condition Insurance)も検討してください。
