柔軟支出アカウント(FSA)で払い戻し対象になる費用とは?

柔軟支出アカウント(FSA)は、従業員が税金のかからない形で医療費を貯蓄・予算化できる制度です。給与からの天引きで、税前ドルが口座に積み立てられ、米国国税庁(IRS)の指針に従って医療費に使用します。

柔軟支出アカウントとは

FSAは通常の健康貯蓄口座(HSA)とは異なり、資金は銀行ではなく雇用主が契約した資金管理者が保管します。加入は通常、雇用主のオープンエンロール期間に行い、従業員は保険でカバーされない医療費の見込み額を決めます。その金額を年単位で割り、各給与支払時に天引きされます。デビットカードが発行され、直接医療費に支払うことも、先に支払ってから領収書を提出し払い戻しを受けることも可能です。

対象となる医療費

FSAの資金は、診療所や病院での診察料、自己負担額(コペイやデダクタブル)に使用できます。視覚や歯科の保険がない場合にも有効です。補聴器、杖、松葉杖、車椅子などの医療機器、鍼灸やカイロプラクティックも対象です。対象となるサービスの一覧はIRSのPublication IRC Section 213(d)に掲載されています。

対象外の費用

美容整形やホリスティックサービスは、医療上の必要性が認められない限り対象外です。旅行やスパなどの一般的な健康増進目的の費用、ジムやフィットネスクラブ、薬局の会員費、医師の指示があっても家庭内ヘルパーの費用はFSAでは払い戻しできません。

医薬品

医師が処方した薬はFSAで払い戻し可能です。2009年の医療法改正により、処方箋なしの一般用医薬品は対象外となりました。そのため、咳止めシロップや鎮痛剤、外用ジェル・ローションは処方箋が必要です。この変更に伴い、年末までに使い切る必要があることから、FSAへの拠出額を減らす人も増えています。

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