メディケアと長期介護保険の概要と選び方
メディケア
メディケアは、長期の施設入所費用をカバーしません。手術後のリハビリや点滴など、専門的なリハビリテーションサービス(例:理学療法、静脈注射)を最大100日間提供します。これらは病院でも介護施設でも受けられますが、ベッドの出入りや食事・入浴といった日常介護(カスタディアルケア)は対象外です。民間のメディケア補足保険(Medigap)でも長期介護はカバーされません。
長期介護保険
慢性疾患や障害で自立が難しくなった場合に、必要な介護全般をカバーする保険があります。保険商品はさまざまで、スキルドケア(医療的リハビリ)とカスタディアルケア(日常介護)のどちらを対象とするかを確認しましょう。各州の保険部門に問い合わせて商品比較を行い、在宅介護、アシステッドリビング、介護施設のいずれでも利用できるかを確認してください。
長期介護の統計
保険は使わないことが理想ですが、実情は異なります。米国健康保険協会(AHIP)によると、65歳以上の米国人の約19%が慢性的な身体障害を抱えており、85歳になると長期介護が必要になる確率は55%に上昇します。
政府プログラム
雇用主を通じて加入できる政府主導の長期介護保険「Community Living Assistance Services and Supports(CLASS)」があります。2010年時点で2012~2013年に開始予定とされ、個人介護、住宅改修、支援技術、介護施設利用費用などに活用できます。
選択のポイント
2009年のAARP調査によると、介護施設の個室の平均費用は年間79,935ドルです。収入や貯蓄が中程度なら長期介護保険の加入が有効です。資産が豊富であれば自己負担で数年間は賄える可能性がありますし、資産が少ない場合はメディケイドが支援します。保険を検討する際は、インフレ調整の有無、保険会社の信用格付け、サービス提供エリアを確認しましょう。
