安定化ケアの評価と実施
米国の救急医療は、EMTALA(緊急医療処置と活動的分娩法)に基づき、救急外来を有しメディケアに参加している全ての病院は、患者が支払い能力や保険の有無に関わらず、まずスクリーニング検査を行い、状態が安定するまでの治療を提供しなければなりません。つまり、退院後に症状が急激に悪化しないようにすることが義務付けられています。
治療までの待機時間は発生しない
救急外来は、保険情報の確認や支払い方法を尋ねるために診療を遅らせることはできません。患者が救急外来に来た瞬間に、保険の有無に関する質問は行われず、まずは状態の評価と安定化ケアが優先されます。保険情報の確認は、安定化ケアが完了した後に行われることがあります。
適切な施設への転院
救急外来に十分な設備がなく、安定化ケアを提供できない場合、医師は直ちに転院を要請しなければなりません。転院は、EMTALA の義務を果たすために必要です。転院先の病院は、患者を受け入れ、必要な安定化ケアを提供できる体制が整っていることが求められます。
治療を拒否されるケース
メディケアに参加していない営利目的の救急外来では、生命を脅かす緊急性がない場合に治療を拒否する権利があります。たとえば、風邪や軽い擦り傷、インフルエンザなど、安定化ケアが不要と判断されたケースです。このような場合は、地域の非営利病院が運営する無料診療所やクリニックの利用を検討してください。
