自閉症の子どもが健康保険を取得するためのガイド
はじめに
自閉症スペクトラム障害(ASD)を持つ子どもへの保険適用は、これまで困難でした。治療は症状緩和が中心で、根本的な疾患ではないとみなされがちです。そのため、保険会社は自閉症を「心理的障害」として扱い、医療保険の対象外とすることがあります。本稿では、子どもが必要とする治療をカバーする保険を取得するための具体的なステップをご紹介します。
自閉症治療の保険取得手順
ステップ1:保証付加入(Guaranteed Issue)を選ぶ
保証付加入とは、医療上の理由で加入を拒否できない制度です。従業員を通じて提供される団体保険が一般的ですが、業界団体や趣味の組合でも加入できる場合があります。米国自閉症協会のジェフ・セル副会長によると、Microsoft、AMC、Home Depot などは自閉症スペクトラム障害をカバーする保険を提供しています。
ステップ2:保険適用が義務付けられている州へ移住
2010 年時点で、コロラド、デラウェア、ジョージア、アイオワ、インディアナ、ケンタッキー、メリーランド、ミズーリ、ニュージャージー、ニューヨーク、サウスカロライナ、テネシーの 11 州が自閉症治療の保険適用を法律で義務付けています。州の法令に基づく保険を利用すれば、カバー範囲が拡大します。
ステップ3:医師に保険会社宛の説明書を書いてもらう
担当医に、継続的な療法や治療が医学的に必要である旨を説明する書簡を作成してもらいましょう。州の義務付けがある場合は、該当法令を具体的に記載してもらうと説得力が増します。
ステップ4:保険の拒否に対して異議申し立てを行う
保険契約書やマニュアルに記載された手順に従い、拒否された場合は速やかに異議申し立てを行います。医師の診断書や治療計画を添付し、やり取りの記録をすべて保存しておくことが重要です。保険会社のスタッフ医師が審査を行います。
ステップ5:州の保険委員会へ相談
保険会社の対応に不服がある場合は、各州の保険委員会に連絡してください。全国保険委員会協会(NAIC)のウェブサイトから各州の連絡先を確認できます。
