長期介護保険料は医療費控除の対象になるか
長期介護保険料の医療費控除について
長期介護とは、慢性疾患や障害を抱える人が必要とする医療的・非医療的サービスのことです。自宅や地域プログラム、介護付き住宅、老人ホームなどで受けられますが、健康保険やメディケアではほとんどの費用がカバーされません。そのため、長期介護保険に加入して費用の一部を補填することが一般的です。確定申告で項目別控除(Form 1040 Schedule A)を行う場合、長期介護保険料は医療費として控除できる可能性があります。
対象となる長期介護サービス
IRS が定める「適格長期介護サービス」には、以下が含まれます。
- 診断、予防、治療、治癒、緩和、リハビリテーションなど、慢性疾患者に必要な医療サービス
- 慢性疾患者が日常生活を送る上で必要な、個人ケアや生活支援サービス(医師の指示に基づくプランに沿って提供されるもの)
適格な長期介護保険契約の条件
保険契約が医療費控除の対象となるためには、次の4つの要件を満たす必要があります。
- 契約は保証更新可能であること
- 現金価値や譲渡・担保・借入ができる金銭的価値を持たないこと
- 配当金や返戻金(死亡時や契約全体の解約時を除く)は、将来の保険料の減額や給付額の増額にのみ使用できること
- 原則として、メディケアが給付対象とする費用や項目については支払わない(メディケアが二次的支払者である場合や、特定の定額支払いが行われる場合は除く)こと
控除額の上限
Schedule A で控除できる長期介護保険料は、被保険者の年齢に応じて上限が設定されています(例:2009 年の上限は以下の通り)。
- 40 歳以下:$320
- 41〜50 歳:$600
- 51〜60 歳:$1,190
- 61〜70 歳:$3,180
- 71 歳以上:$3,980
この上限は個人ごとに適用され、毎年見直される可能性があります。
例外規定
公務員や消防・警察などの退職者が、適格退職プランからの税金非課税分配金を直接保険会社に支払って長期介護保険料を支払った場合、その分配金は本来課税対象となる所得です。この場合、保険料は医療費控除の対象外となります。
