健康貯蓄口座(HSA)のメリットと仕組み

HSAの対象条件

HSA(健康貯蓄口座)を利用するには、高額自己負担額(HDHP)の保険に加入しているか、保険に未加入である必要があります。高額自己負担額の基準は年ごとに変わるため、対象となる条件を常に確認してください。Medicareに加入している場合や、他人の連邦税申告で扶養家族として申告されている場合はHSAを開設できません。収入制限はなく、給与所得がなくても開設可能です。退職金やその他の受動的収入でも拠出できます。

HSA口座の資金管理

HSAの大きなメリットは、口座が本人の所有で管理できることです。年間拠出上限額まで自由に金額を決め、自己負担した医療費の払い戻しや資金の投資先を選択できます。所有権があるため、柔軟支出口座(FSA)とは異なり、年末に未使用分が失われることはありません。

拠出方法

年間上限額まで、本人が直接HSAに拠出できます。勤務先がHSAを福利厚生プランとして提供している場合、拠出金は給与からの税前控除となります。雇用主が拠出した金額は、受取人の課税所得には含まれません。

引き出しについて

所有者であるため、自己負担医療費の支払い時に必要な金額をHSAから引き出せます。引き出しは、IRS(米国税務署)で定められた「適格医療費」のみが対象です。多くの場合、医療費控除で認められる項目と同様ですが、例外もあります。例えば、店頭販売の医薬品は適格医療費として引き出し可能です。一方、個人で支払う保険料は、COBRAや特定のメディケア保険料、長期介護保険料を除き、適格医療費には該当しません。

記録の保持

HSAからの引き出し時に支出証明を提出する必要はありませんが、税務調査に備えてすべての領収書を保管しておくことが重要です。適格外の支出で引き出した場合、通常の所得税率で課税され、さらに10%のペナルティが課せられます。

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