保険プランの違い
Preferred Provider Organization(PPO)は、提携医療機関のネットワークを利用する保険プランです。加入者は主治医を指定する必要がなく、専門医への紹介も必ずしも必要ありません。ただし、ネットワーク外の医療機関を利用すると、自己負担額(コーペイやデダクティブル)が高くなります。
一方、健康貯蓄口座(HSA)は、医療費用のために積み立てる専用口座です。HSAは高額自己負担型保険(HDHP)と併用する必要がありますが、HDHPはHMOでもPPOでも構いません。最低デダクティブルは個人で1,100ドル、家族で2,200ドルと定められています。2010年時点で、CignaやAetnaはHMO・PPOスタイルのHDHPを提供しています。
税制面のメリット
PPO自体には税制上の優遇はありませんが、HSAへの拠出金は非課税です。拠出金は保険料の節約分や医療費のために使われ、課税対象になりません。ただし、拠出額には上限があり、2009年の上限は個人で3,000ドル、家族で5,950ドルでした。
他の保険との併用
PPOは自動車保険、視覚・歯科保険、長期介護保険、障害保険などと組み合わせやすく、包括的な保障が可能です。HSAは高額自己負担型保険以外の医療保険と併用できませんが、上記のような医療以外の保険や、一定額以下のウェルネスプログラムは併用できます。
Medicare(メディケア)との関係
Medicare加入前にHSAを開設していれば、HSA対応のMedicare Advantage(PPO)プランや、HSA向けのMedicareサプリメントを選択できます。PPO型のMedicare Advantageは、慣れ親しんだ医師を継続して受診でき、予防サービスのコーペイも低めです。保険料はHSAプランより高くなる傾向がありますが、Medicareからの拠出金が直接HSAに入金され、コーペイやデダクティブルに充てられ、未使用分は翌年へ繰り越せます。なお、Medicare加入後に新たにHSAを開設することはできません。
