メディケイドの収入ガイドラインとは?対象条件と例外を徹底解説

メディケイドは、低所得者やその家族に対して連邦が補助する健康保険制度です。加入資格は所得レベルをはじめとする複数の要素で判断され、対象となる所得基準は個人や世帯の状況により異なります。

貧困基準(Poverty Guidelines)

メディケイドの所得要件は、全米で統一された貧困基準を基に設定されています。この基準は米国貧困研究所(Institute for Research on Poverty)が毎年発表し、消費者物価指数(CPI)に連動して調整されます。地域ごとの生活費の違いは考慮されません。

例として、2010年時点の基準では、1人世帯の年収が10,830米ドル以下、または8人世帯で37,010米ドル以下の場合に貧困基準を下回るとみなされます。2人から7人までの世帯についても、同様に細かく基準が設定されています。

対象グループ(Group Eligibility)

メディケイドは、特定の「必要性」カテゴリに該当する人々を対象としています。主な対象は以下の通りです。

  • 妊婦や未成年の子ども
  • 社会保障給付(SSI)を受給している人
  • 自立生活を送るティーンエイジャー
  • 障害を持つ人
  • 高齢者
  • その他、州が定める特定のグループ

対象グループに該当し、かつ所得が全国の貧困基準以下であれば、メディケイドの加入資格が得られます。

医療必要性による例外(Medical Need)

所得が貧困基準を超えていても、医療的な必要性が認められれば加入が許可されるケースがあります。メディケイドは連邦の補助制度ですが、各州が実施主体となるため、州ごとに条件が異なります。

2010年時点で米国の35州が「医療必要性プログラム(medically needy program)」を導入しており、身体障害や長期介護が必要な高齢者などが対象となります。これらのプログラムでは、一定額以上の医療費を自己負担する代わりに、所得基準を緩和して加入を認めます。

なお、州ごとの詳細な要件や最新の基準は各州のメディケイド窓口で確認してください。

健康保険 - 関連記事