健康保険の保障に関する課題
医療費と健康保険料の高騰により、健康保険の加入や維持が困難になっています。雇用されていても必ずしも保険が得られるわけではなく、企業側の保険料負担が従業員に転嫁されるケースが増えています。
保険未加入
失業者や配偶者・親の保険に加入できない人は、費用が壁となり健康保険に加入できません。COBRAや個人保険が利用可能でも、保険料が高額で手が届かないケースが多数あります。
既往症による問題
既往症があると、雇用主提供のプランや個人保険への加入が制限されることがあります。新たに就職した場合でも、既往症の審査で数か月待たされ、暫定的な保険が取得できない、もしくは非常に高額になることがあります。失業中や親族の保険から外れた人にとっては、個人保険の取得が事実上不可能になることもあります。
加入資格がない
雇用されていても、企業規模が小さく保険を提供しないケースや、パート・臨時雇用者が保険適用外になるケースがあります。また、低賃金のために個人で保険を購入する余裕がない人も多く、結果として保険未加入に陥ります。
保険料が高すぎる
医療保険料の上昇に伴い、企業はその負担を従業員に転嫁せざるを得なくなり、従業員は保険料を削減するか、保険自体を放棄せざるを得なくなります。本人だけの加入は可能でも、家族をカバーしたり、自己負担を軽減するプランは高額になるため、選択肢から外されがちです。
保障内容が減少
保険料は上がる一方で、自己負担額(控除額、共済金、処方薬の自己負担額)やカバーされる医療サービスが減少しています。その結果、保険加入者でも医療や薬を先送りにしたり、受診を諦めるケースが増えています。
