PPO(Preferred Provider Organization)保険プランとは?

マネージドケア

PPO保険プランはマネージドヘルスケアの一形態で、不要な費用を抑え、保険料を適正に保つことを目的とした複数のプランのひとつです。マネージドケアは、提携医師や医療施設のネットワークを利用し、事前に交渉された料金で診療を受けられるようにします。ネットワーク内の提供者を利用することで最も低コストかつ効率的に治療が受けられますが、ネットワーク外の医師でも保険の対象となります。

ネットワーク内とネットワーク外の違い

医療費は、プランで定められた範囲内で支払われます。主に「ネットワーク内」と「ネットワーク外」の2つに分類されます。ネットワーク内の医師や施設を利用した場合、自己負担は最も低く、診療ごとのコペイは10〜50ドル程度です。一方、ネットワーク外の提供者を利用すると、保険会社は支払いますが、ネットワーク内の料金より低い基準で支払われるため、患者の負担が高くなります。

デダクティブル(自己負担上限額)

ネットワーク外の診療費は、保険が支払う前にまずデダクティブルを満たす必要があります。デダクティブルは一定額(例:500〜5,000ドル)で、これを支払うまで全額自己負担となります。近年ではネットワーク内でもデダクティブルが設定され、保険料の削減手段として利用されています。

コインシュアランス(共同保険)

デダクティブルを支払った後も、保険会社は診療費の全額を負担しません。保険プランには「コインシュアランス」の割合が明記されており、例えば保険会社が70〜90%を負担する場合、患者は残りの10〜30%を支払うことになります。

最大自己負担額(アウト・オブ・ポケット上限)

医療費が高額になると財政的リスクが生じますが、PPOプランは最大自己負担額を設定して保険加入者を保護します。保険年度中にこの上限額に達すると、それ以降の医療費はすべて保険会社が負担します。

紹介状(リファラル)不要の自由度

PPOプランは、他のマネージドケアプランに比べて最も自由度が高く、紹介状や一次診療医の承認なしで好きな医師を受診できます。この柔軟性により、患者は余計なコペイを省き、重症の場合でも迅速に治療を受けられます。

健康保険 - 関連記事