EOB(給付説明書)の読み方ガイド
はじめに
健康保険に加入していて医師の診察や入院を受けた場合、保険会社から「EOB(給付説明書)」が郵送されます。EOBは診療後数週間で届きますが、目的や読み方が分からず戸惑う方も多いでしょう。EOBを正しく確認すれば、医療費の過払いを防げます。
EOBの読み方ステップ
1. EOBの各項目を把握する
EOBは保険請求ごとの料金や割引を示す書類で、請求書ではありません。診療費、自己負担(コペイ・コインシュアランス)、控除額、ネットワーク割引などが記載されています。
2. 請求ごとに別々のEOBが届くことを確認する
診察だけなら1通、検査や外部ラボに送付した場合は別途のEOBが届くことがあります。入院の場合は医師、検査、病院など複数のサービスごとにEOBが発行されます。
3. 請求額(原価)を確認する
医師や病院が提示した「原価」には、保険適用前の全額が記載されています。保険が適用されると割引や給付が適用され、最終的な自己負担額が決まります。
4. ネットワーク割引額を確認する
保険加入のメリットの一つは、ネットワーク内の医療機関で受診した場合に10~50%程度の割引が受けられることです。例として、診察料が120ドルで52ドル割引された場合、自己負担は68ドルとなります(ただし、ここにコペイやコインシュアランスが加算されます)。
5. コペイ(診療時自己負担額)をチェックする
診察時に支払う固定額がコペイです。たとえば診察時に20ドルを支払った場合、残りは保険が負担します。レシートを保管しておくと、後日同額を請求されても確認できます。
6. コインシュアランス(保険適用後の自己負担率)を確認する
コペイの代わりにコインシュアランスが設定されていることがあります。割引後の金額に対して一定の割合(例:20%)を自己負担します。ネットワーク内と外のコインシュアランスは異なるので、できるだけネットワーク内の医療機関を利用しましょう。
7. 控除額(デダクティブル)が適用されたか確認する
多くの保険には年額の控除額があります。控除額を支払った後に保険が給付を開始します。EOBには、これまでに支払った控除額と残りの控除額が記載されているはずです。控除額を満たした後でもコインシュアランスが発生することがあります。
8. 実際に支払う金額を確認する
医師や病院から請求書が届くまで支払わないようにしましょう。請求書とEOBを照らし合わせて、自己負担額が一致しているか確認します。
以上のポイントを押さえておけば、EOBを正しく読み取り、医療費の過払いを防ぐことができます。
