AARPのメディケア補足・薬剤プランについて
重要性
メディケア・アドバンテージ・プランは、高齢者に医療と薬剤の両方を低コストで提供することを目的としています。処方薬費用の抑制効果については議論が続いており、米国議会の調査では、メディケア・パートD開始後最初の7週間で薬価が上昇したことが指摘されています。一方で、保険未加入の高齢者に対して薬剤カバーを拡大した点は評価されています。
種類
AARPが提携するSecure Horizonsが提供するプランは、以下の4つのレベルに分かれます。
- MedicareComplete Plan 1 – 月額保険料 $99
- MedicareComplete Plan 2 – 月額保険料 $125
- MedicareComplete Plan 3 – 月額保険料 $0(※条件あり)
- MedicareComplete Essential – 月額保険料 $85
Plan 1〜3 は医療と薬剤の両方をカバーし、Essential は医療のみです。診療費の自己負担額はプランにより $0〜$30 で、プライマリケア医と専門医で異なります。すべて HMO(ヘルス・メンテナンス・オーガニゼーション)形式です。
影響
医療と薬剤の提供方法が変わることで、医療費全体の削減には至っていません。メディケア本体とは異なり、薬剤カバーは民間保険(単体またはメディケア・アドバンテージと併用)でしか受けられず、価格交渉力が限定的です。また、プランごとに異なる薬価表(フォーミュラリ)を採用しているため、必要な薬がカバー外になるリスクが高まり、適切な選択が難しくなります。
メリット
MedicareComplete プランでは、薬剤に対する自己負担が明確に設定されています。
- 好ましいジェネリック薬(30日分) – $5
- ブランド薬(好ましい) – $29
- ブランド薬(好ましくない) – $60
- 専門薬 – 小売価格の 33%
- 90日分の郵送薬は割安で提供
このように、医療と薬剤を一元管理できる点が大きな利点です。
検討事項
Medicare は全プランの顧客サービス評価を公表しています。AARP MedicareComplete は以下の点で高評価(4〜5星)を得ています。
- 顧客サービス全般
- 電話切断率の低さ
- プラン解約率の低さ
- 一次診療へのアクセス
- 特定疾患のケア
しかし、次の項目では低評価(1〜2星)となっています。
- 加入者の継続率(翌年も同プランを利用する割合)
- ウェブ上の薬剤価格と実際の薬局価格の乖離
- 電話応答の迅速さ(応答率は 48%)
プラン選択時には、これらの評価を踏まえて総合的に判断することが重要です。
