健康ニーズ評価のための戦略
2010年の患者保護・医療費負担軽減法(ACA)は、非営利病院に対し、3年ごとに地域の健康ニーズ評価(CHNA)を実施し、取り組みの効果を評価し、結果を一般に公開することを義務付けています。病院は独自のプロセスを設計できますが、公共保健官の参加が必須です。米国病院協会(AHA)は、健康ニーズ評価の策定に役立つツールを提供しています。
プロセスの全体像を描く
コミュニティヘルスインプルーブメント協会(ACHI)とヘルスリサーチ・エデュケーショントラスト、米国病院協会が提案する戦略的アプローチは、次の6つのステップで構成されます。
- インフラ・目的・範囲の設定:組織のスキルとリソースに合わせたインフラを構築し、予算策定、諮問委員会の選定、役割と目標を明確にします。
- 利用可能なデータの特定:国勢調査、CDC、州の病院協会、地方保健所などの公的データに加え、地域の医師やリーダーへのインタビューやフォーカスグループから得られる定性情報も活用します。
- 短期・長期課題の優先順位付け:限られた人的・財政的資源を踏まえ、地域パートナーと協働し、価値観と基準に基づいて優先項目を絞り、時間枠を設定します。
- 結果の文書化と報告:主要メッセージを決め、書面レポートを作成し、ウェブと紙媒体で公開します。メディア向けの発表や進捗・成果の広報も計画に含めます。
- 行動計画とモニタリング:目標設定、目的の定義、戦略策定、実施スケジュール、成果測定基準を盛り込んだ行動計画を作成し、エビデンスに基づく手順で効果を高めます。
- 事例紹介:マサチューセッツ州ベバリーのベバリーホスピタルやワシントンDCのチャイルドレス・ナショナル・メディカルセンターなど、実際に実施した健康ニーズ評価の事例が参考になります。
