EMRベンダー認定の概要と主要認証制度
ヘルスインフォメーションテクノロジーは、医療システムの効率化や書類削減、医師が患者の健康情報を正確に把握できるよう支援します。たとえば、患者のアレルギーや服薬履歴を管理し、薬剤間相互作用やアレルギー反応を防止します。電子カルテ(EMR)製品は、患者情報を体系的に保存・管理するフレームワークです。米国保健福祉省は、国家医療情報技術コーディネーター室(ONC)を通じて、EMR の認証制度を定めています。
ONC-ATCB 認証
ONC-ATCB(Office of the National Coordinator – Authorized Testing and Certification Body)認証は、ONC が定める EMR 製品の必須認証です。主な評価項目は、最新の服薬リストの維持、薬剤間・薬剤・アレルギー相互作用チェック、アクセスセキュリティ、監査ログの適切な記録などです。
CCHIT 認証
CCHIT(Certification Commission for Health Information Technology)は、2004 年に設立された非営利団体で、ヘルスIT の導入促進を目的としています。2006 年から EMR の認証を開始し、2009 年までに全製品の約 75% が CCHIT 認証を取得しました。
認証は、EMR ベンダーおよび関連医療情報技術製品の統合性、相互運用性、データセキュリティを検証します。対象分野は、外来診療 EHR、入院診療 EHR、救急部 EHR、行動保健 EHR、長期・急性期後ケア EHR などです。
臨時認証プログラム(Temporary Certification Program)
臨時認証プログラムは、ONC が 2010 年 6 月 24 日に導入した、認証機関向けの暫定的な要件です。認証機関は ONC の承認を受ける必要があり、承認されていない機関が発行した認証は無効となります。
このプログラムは、EMR ベンダーが認証を取得する際に、適切な認証機関を選択するためのプロセスを提供します。
