基本的な心電図(EKG)の読み方

心拍出量は、心臓が正常に機能しないと体全体に十分な酸素が送られなくなるため、患者にとって重要です。心電図(EKG)は、電位変化を記録する非侵襲的検査で、心拍の速度とリズムを時間軸にわたって描き出します(EKG用紙の小さな1マスは0.04秒に相当)。人の心臓は左・右の心房(上部)と左・右の心室(下部)の4つの主要部位から構成され、電気伝導系(ECS)によって電気が流れます。電気が心臓に伝わると心筋は収縮・脱分極・再分極を繰り返し、これらの過程が心電図に波形として現れます。

手順

  1. ステップ 1:P波とPR間隔の確認

    心電図の最初のリズム領域を見ます。小さな丘のような波があり、その後に小さな切れ目とスパイクが続く波形が「P波」です。ECSが右心房の上部で電気を発生させ、心房を通過して一瞬止まり、次に心室へ伝わり心筋収縮が起こります。この電気の流れがP波を形成します。「P波」の開始から「QRS」開始までの時間を「PR間隔」と呼び、正常範囲は0.12〜0.20秒です。

  2. ステップ 2:QRS複合波の確認

    次に現れる鋭いスパイク状の波が「QRS複合波」です。これは心室を通過する電気(脱分極)を示し、持続時間は0.10秒以下が正常です。スパイクが等間隔に並んでいれば、心室リズムは規則的です。

  3. ステップ 3:T波と心拍の確認

    QRSスパイクの直後に一瞬の間があり、再び小さな丘が現します。この丘が「T波」で、心室の再分極(回復)を示します。

  4. ステップ 4:心拍数の算出

    QRSスパイクの直後の箱から、25小マスが入った大きめの箱を30個数えます(6秒に相当)。その30箱内に現れるスパイクの数を数え、10倍すると1分間の心拍数(心室拍数)になります。正常な心拍数は60〜80回/分です。同様にP波の数を数えてPR拍数を求めます。P波はQRS波と1対1であるべきです。

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