患者アクセス業務の適切な人員配置レベルの決定方法

患者アクセスとは、患者が医療リソースを利用するプロセスを指します。病院でも個人診療所でも、予約、保険確認、登録、財務カウンセリング、保険会社への来院通知などが含まれます。業務が多岐にわたるため、人員配置の最適化は難しいように思われますが、以下の手順で実現できます。

フロントラインスタッフの配置

  1. ステップ1: 事業運営に最低限必要なスタッフ数を算出します。患者数に関係なく常に配置が必要な業務(例:放射線科の深夜シフト)も含めます。
  2. ステップ2: サービス拠点ごとに、1人のスタッフが1患者を完全に対応するのに要する時間をタイムスタディで測定します。
  3. ステップ3: 各拠点の時間帯別患者数を予測し、1スタッフが処理できる患者数を超える場合は、必要なスタッフ数を割り出します。例:受付が1時間に20人対応可能なら、60人来院する場合は3名が必要です。
  4. ステップ4: 休憩や昼食、研修などのダウンタイムを考慮します。パートタイムのリリーフスタッフを活用すれば、フルタイムのカバーを減らせる場合があります。

バックオフィススタッフの配置

  1. ステップ5: バックオフィスの各業務(スケジューリング、保険確認、事前到着サービス、手術前計画)について、1件の患者アカウント処理に要する時間(UOS)を算出します。例:入院保険確認は平均12分。
  2. ステップ6: UOSを基に現在の人員効率を評価します。例えば、10名の保険確認担当が1件15分で処理し、1日8時間勤務なら、週に160件処理できる。実績が120件なら稼働率は75%で、2名削減可能です。
  3. ステップ7: 将来の需要を予測します。入院数が翌年度に5%増加すると見込む場合、現在のボリュームに5%を掛けて必要人員を算出します。例:10名のスケジューラーが100%効率で週1,000件処理できるなら、5%増で追加の0.5名(半日勤務)が必要です。

この手順を踏むことで、患者アクセス業務の人員配置を科学的に最適化し、効率とサービス品質の両立が可能になります。

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