急性リハビリテーションにおけるメディケア要件

急性リハビリテーションセンターは、入院後に転院し、医師とセラピストのチームによる専門的リハビリを受ける施設です。多くは病院内の指定エリアに設置され、滞在費はメディケア(Medicare)パートAでカバーされます。米国保健福祉省傘下のCMS(Centers for Medicare and Medicaid Services)は、メディケアとメディケイドの規則を定め、受け入れ可能な傷害の種類、入院手続き、提供される治療時間などの要件を具体的に示しています。

対象となる傷害の種類

CMSは、年間に急性リハビリ施設が受け入れる患者の75%が、以下の13項目のいずれかの主要診断に該当することを求めています。

  • 脳卒中
  • 脊髄損傷
  • 先天性変形
  • 切断(義肢)
  • 重度の多発外傷
  • 大腿骨骨折(股関節骨折)
  • 脳損傷
  • 神経系疾患
  • やけど
  • 活動性多関節リウマチ性関節炎
  • 関節炎による機能障害が著しい全身性血管炎
  • 高度の変形性関節症
  • 膝または股関節の関節置換術

この75%ルールに該当しない診断の場合、入院リハビリの対象外とみなされることがあります(米国言語聴覚協会)。

入院手続き

入院前のスクリーニングは、資格を有する臨床医が実施し、医師が最終確認します。患者が急性リハビリ施設に受け入れられた後、リハビリ専門医は24時間以内に初回評価を行い、医療目標と機能目標を設定したケアプランを作成します。医師、ケースマネージャー(またはソーシャルワーカー)、看護師、各種セラピストからなる多職種チームは、週1回会合を開き、目標の再評価と患者の進捗を確認します(CMS基準)。

治療時間の要件

CMSは、急性入院リハビリに入院するには、患者が少なくとも3時間のリハビリテーション治療を必要とし、かつその治療から利益を得られることを条件としています。具体的には、1週間に合計15時間、通常は月曜から金曜まで毎日3時間の物理療法、作業療法、言語療法のいずれか(または複数)を受ける必要があります。さらに、レクリエーション療法、音楽療法、呼吸療法、神経心理学的療法、認知療法なども、集中的なリハビリテーション要件を満たす手段として認められています。

メディケア - 関連記事