双極性障害とてんかんに用いられる抗痙攣薬の役割
双極性障害
双極性障害は、極端な気分変動を特徴とする重度の再発性精神疾患で、世界で約200万人が罹患しています(Raphael J. Leo医学博士・Rajesh Narendran, 1999年)。
てんかん
米国てんかん財団によると、てんかんは脳内の異常な電気活動が引き起こす発作を伴う疾患です。米国では毎年約20万人が新たに診断されています。
共通点
「点火(kindling)」仮説は、抗痙攣薬が両疾患で有効である理由を説明します。てんかんでは繰り返しの発作が発作閾値を低下させ、将来の発作が起こりやすくなります。2007年の研究(Frederick K. Goodwin医学博士・Kay Redfield Jamison医学博士)では、双極性障害でもエピソードが「点火」し、正常な気分期間が短くなると報告されています。
使用される薬剤
米国国立精神衛生研究所(NIMH)によると、双極性障害とてんかんの両方に用いられる代表的な薬剤は以下の通りです。
- バルプロ酸(Valproate)
- ラモトリギン(Lamotrigine)
- カルバマゼピン(Carbamazepine)
- オキサカルバゼピン(Oxcarbazepine)
- ガバペンチン(Gabapentin)
注意点
双極性障害やてんかんの治療について疑問がある場合は、必ず医師に相談し、自己判断で薬の服用を中止しないでください。
