双極性障害は遺伝しますか?
双極性障害には、双極性Ⅰ型、双極性Ⅱ型、双極性障害(NOS)、そして軽度の双極性障害である気分循環性障害など、さまざまなタイプがあります。遺伝的要因だけが原因ではありません。
遺伝的要因
米国国立精神衛生研究所(NIMH)によると、親や兄弟に双極性障害がある子どもは、家族歴がない子どもに比べて4〜6倍の確率で発症するとされています。
原因不明の双極性障害(特発性)
精神科医は、明確な原因や遺伝的背景が見つからない場合を「特発性双極性障害」と呼びます。
研究の現状
現在のところ、双極性障害を直接引き起こす特定の遺伝子は特定されていませんが、遺伝と精神疾患の関係は引き続き研究が進められています。
一卵性双生児の研究
一卵性双生児は遺伝子が完全に一致するため、研究対象として理想的です。双子の一方が双極性障害であるケースでも、もう一方が必ずしも同じ障害を持つわけではないことがNIMHの調査で示されています。これは遺伝だけが全ての双極性障害を説明できないことを示唆しています。
治療法
双極性障害の根本的な治癒法はありませんが、適切な治療により症状は管理可能です。主な治療は、心理療法と薬物療法を組み合わせたものです。
注意喚起
自分や身近な人が死や自殺について執拗に語り始めた場合は、直ちに病院や医師に相談してください。
