双極性障害とドーパミンの関係
ドーパミンとは
ドーパミンは脳内の神経伝達物質で、運動機能、認知、快感・報酬などを調整します。
双極性障害の概要
双極性障害は、躁状態と抑うつ状態が交互に現れる慢性の精神疾患です。躁エピソードは過度に高揚した気分と活動性、抑うつエピソードは悲しみや引きこもりが特徴です。
原因とドーパミンの関与
国立精神衛生研究所によると、遺伝的要因、脳内化学物質、環境要因が関与するとされますが、正確な原因は不明です。2009年にBMC Psychiatryに掲載された研究は、双極性障害におけるドーパミン調節異常を示す間接的証拠を提示しています。
ドーパミンと症状の関係
2007年にオーストラリア・メルボルン大学の研究者らがActa Psychiatrica Scandinavicaに報告した研究では、ドーパミン過剰が躁症状を、ドーパミン不足が抑うつ症状を引き起こす可能性が示唆されました。
最新の考察
2002年に米国国立科学院のProceedingsに掲載された研究は、ドーパミンそのものではなく、ドーパミン伝達を制御する分子システムの機能不全が双極性障害の症状に関与している可能性を指摘しています。
